おこと男子が、メッチャ男らしい！　不器用な若者の「お琴」な青春『この音とまれ！』

　「俺。そーきょく部入っから」
　――え、箏？　あの不良が？　なんで？
　真面目男子と不良男子が並んでおことを嗜む。

ブロマガ発見！僕の私の電子書籍にて
本書『この音とまれ！』を紹介中！！



　めちゃめちゃガラが悪くて見るからに不良の久遠（くどお）くんは、警察沙汰の事件も起こしたワルとして名が通っていた。

　そんな久遠くんが高校に入学早々、部員不足で不良のたまり場にされていたお琴部＝箏曲部の部室に、飛び蹴りかましつつやってきたからさあ大変!?

　箏曲部唯一の部員であり、マジメさがとりえのメガネ男子・倉田くんは、突然の出来事に目を白黒。本書はこの倉田くんと久遠くんという好対照な二人の出会いから幕を開ける。

　一般には馴染みの薄い楽器・琴（箏）の演奏を活動の中心に置く「箏曲部」というモチーフは、部活動モノとしては正直、扱いが難しい題材と言えます。

　そんなモチーフを「評判は悪いけど根はイイヤツ」な久遠の箏曲部加入エピソードをフックに青春部活モノとしてうまく料理し...

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